日本国内では、10年以上乗って、走行距離も10万kmを超えたような車の価値は一気に下がってしまいます。
そういった条件の車で、中古車市場で人気のない車種となると廃車にする以外にないと考えるのがこれまでの常識でした。
しかし最近では、そういった条件の車であっても高く買取りをしてもらえるケースが増えてきたのです。
その理由は、中東や東南アジアなどでの、日本車人気にあります。
日本車は技術水準が高いために、他の国の車にくらべて非常に故障をしにくいという特徴があります。
日本国内では、10万km以上走った車の価値が下がってしまう傾向にありますが、品質の高い日本車がその程度の走行距離で走れなくなるということはまずあり得ません。
ちなみに、タクシーなどは1年で10万km程度走るそうです。
5年ほど使って廃車にすることが多いようなので、トータルで50万km走ることになります。
つまり、日本車が50万km程度は問題なく走ることが出来るということを、タクシーが証明してくれていることになるわけです。
それだけの耐久性のある日本車であるにもかかわらず、10万kmを超えた程度で廃車にしてしまうなんて本当にもったいないことです。
外国では、20万kmや30万kmを走行した車が普通に走っています。
そういった国々においては、走行距離が10万km程度の日本車は、非常に程度のいい中古車ということになるのです。
このような海外への輸出ルートが確立されてきたおかげで、かつては廃車にされていたような車が海外でどんどん活躍することが出来るようになったのです。
海外に行くと、日本で使われていたときの会社の名前などが残ったままの中古トラックが、たくさん走っています。
これは、塗装をやり直すためのコストを節約するという意味もありますが、実はボディに日本語で書かれた文字をそのまま残しておいた方が高く売れるのだそうです。
彼らにとっては、品質の高い日本車はあこがれのクルマでもあります。
日本車であるということが一目で分かるように、日本語で書かれた文字がそのまま残されている車が人気となるわけです。
もしあなたの乗っている車が10万kmをはるかに超えていたとしても、選択肢が廃車しかないなどとあきらめる必要はまったくありません。
海外への輸出ルートを持つ買取り店に持ち込めば、思った以上の金額で買取りをしてもらうことが出来るかも知れませんので、まずは査定をしてもらうことをお勧めします。