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対談セッション

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【vol.4】 吉村健太郎さん

2005.2


第4回目は、出版社で編集をご担当されている吉村健太郎さんをゲストにお招きいたしました。平本の新刊「コーチング・マジック」は、吉村さんに編集をご担当していただき生まれた本です!今回の対談では、紆余曲折を経て世に送り出された「コーチング・マジック」の出版裏話をお聞きしました!


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Profile

吉村健太郎(よしむら・けんたろう)さん

1975年 神奈川県生まれ
PHP研究所 ビジネス出版部で編集を担当


発売日の前日。安堵と達成感あふれる表情で二人の対談がスタートしました。

―「コーチング・マジック」がとうとう出版になりましたね。何度も改訂されたり、かなりの紆余曲折があったとお聞きしていますが、これまでを振り返っていかがでしたか?

吉村:内容について平本さんと直接お話をしていたので、理解した上で進めていたのですが、途中で予想以上に平本さんの「こだわり」が出てきまして(笑)。

プライベートでメキシコへ旅行中に会社に連絡を入れたら、「平本さんの件で大至急連絡をとるように」とのことで、慌てて町なかの公衆電話で連絡したら「全部書き直すので、締切りを延期してください!」と言われことがありましたね。

平本:ありました、ありました。

吉村:びっくりしましたが、「ちゃんと書いてくれるんだ」と思って、逆に安心した記憶があります。 「もう書くのやめた!」はもっと大変ですから・・・。

―なんだかすごいことになっていたんですね。

吉村:最終的に執筆、ストップ、書き直し・・・を繰り返し、合計4回の全面改訂を経て出版。感慨深いです!

平本:もう、本当に吉村さんには迷惑かけっぱなしで・・・。「これが最終締切りだよ」と言われていた期日を延長してもらった時は、恐くて電話できなかったぐらい。(笑)今まで生きてきた中で一番の罪悪感でした。

吉村:あの時は、発刊日も決まっていて、ギリギリでしたからね。

平本:そうですよね。結局、発刊日を延期してもらったわけですが、どうしても更に高い完成度を目指したくて、思い切って決めました。出来上がった本を読んでみると、「ああ、やっぱりあの時の判断は間違っていなかったな」と思います。吉村さんには迷惑かけちゃったけど、結果的には「絶対もっといい本にするぞ!吉村さんを喜ばせよう!」と、発奮できたんですよ。吉村さんを出版記念パーティに招待して、嬉しそうな顔で参加してくれて・・・そんなイメージを膨らませながら書いてました。

吉村:そうだったんですか。実際、最後の手直しで更にいいものになりましたよね。最終原稿を読んだとき「ああ、すごくいいな」と思いましたから。

平本:ありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです。

―「コーチング・マジック」執筆のきっかけは。

平本:もともとは、セミナーを中心に活動していましたが、「首都圏以外の方にも平本流コーチングを知ってもらいたい」との思いで執筆を開始しました。本当は、「書くより話すほうが好き」なので、執筆作業は苦手なんですけれど。

吉村:へえ、そうなんですか。それは意外ですね。

平本:快適な空間、例えば軽井沢の別荘を用意してもらって「執筆に没頭してください」と言われたとしても、2週間休みなしで研修し続けるほうが絶対いいです!(笑)
実際、執筆中はストレスからか、間食しすぎて5Kgも体重オーバー。自己最高記録をマークしてしまいました・・・。(←今でも洋服がきついそうです)

吉村:そんな大変な思いをして書いておられたとは!全然知りませんでした〜。本当にお疲れ様でした!

―「コーチング・マジック」の中身についても聞かせてください。どんな人に読んでいただきたいですか?

平本:この本は、「個人の充実」を基点にしながら「会社の生産性」を高めていく、実践的なコーチング書。自分探しや部下指導はもちろん、「その人の『らしさ』や『やりたいこと』を今の会社で発揮し、どう会社の成果にまでつなげられるか?」というところにまで深く切り込んで書きました。

吉村:実は、私はこれをビジネスだけに限定してしまうのはもったいないと感じていて、部下指導に悩んでいるビジネスマンはもちろん、部下のいない方にも読んでもらいたいと思っています。たとえば「キャリアについて」などをテーマに、セルフコーチング的に応用して読むこともできるようになっています。最後にワークシートがついているので、これだけでも十分使えますよ! あと、コーチ業界の人に是非読んでいただきたいですね。どんな反応が知りたい(笑)。

平本:そうですね。

吉村:基本的に、人が2人いればコーチングは成立しますから、ママや先生、あらゆる人に幅広く読んでいただいて気づきを得ていただければと思います。単なるテクニックではなく、「平本流コーチング」が体系的にまとめられているので、「コーチングの指南書」のような感じで読んでいただきたいですね。

―ところで、本のタイトル「コーチング・マジック」の由来は?

平本:タイトルは・・・他にも候補がいくつかあったのですが、私の研修やセミナーを受けた方から「平本マジック」と言われることが多いので、自分で提案しました。ありきたりなタイトルよりインパクトがあって覚えやすいかな、とも思って。

吉村:「コーチング・マジック」というタイトルを平本さんから聞いたとき、正直「ありえない!」と思ったんです。ビジネスのコーチング本では珍しいですしね。でも、思い切ってそれで行こうということに。ここまできたら「賭け」ですね。

平本:意見を尊重してくださった吉村さんには感謝です。

―この装丁、デザインがかっこいいですね。すごく目立つ!

吉村:ええ。社内でもすごく評判がいいんですよ。 「コーチング・マジック」というタイトルも引き立つし、書店でもかなり目立つと思います。実は、手書き風の図表が入ってるんですが、これは青柳さん(有限会社エグゼクティブコーチ・取締役)のアイデアがきっかけなんです。いい感じに仕上がりました。

平本:実は、装丁もいくつか候補があったんですが、私は迷わず「これだ!」と思ったんですよ。なぜなら、私が以前から愛読しているアンソニー・ロビンスの本と偶然そっくりだったから!

紫の帯をとってみると・・・

吉村:ほんとだ!

平本:配色も文字のフォントも雰囲気が似ているでしょう?「これは運命的だ!」と即決でした。

・・・せっかくの機会なので、平本から吉村さんに質問をすることになりました・・・

平本:吉村さんにとって、「良書の哲学」「こんな本をつくりたい!」みたいなものはありますか?

吉村:売れなくてもいいから、「いいもの」にこだわりたいですね。中途半端は嫌です。私が考えるいい本の定義は、「読者にとってひとつでも後押しになることや気づきを与えてくれる本」なんです。そして、全体構成が美しく、流れがよくて読んでいて疲れない、一気に読み通せて、全てが有機的につながっている・・・ そんな本にこだわっていきたいです。

平本:過去に4冊もコーチングの本を手がけてらっしゃいますが、「こんなコーチングの本をつくりたいな」というようなものはありますか?

吉村:ムック版(雑誌やノートぐらいの大判サイズで、100ページに満たない薄手の本)で簡単なコーチングの解説本をつくりたいですね。「コーチング・マジック」でいうところの「案件レベル」を掘り下げる入門書のような。たくさんの人に読んでもらえるような安い価格で。

あと、韓国版や中国語版など、翻訳版を出せたらいいなと思っています。目指せ海外展開!ですね。

平本:いいですね!私もその夢に貢献できればと思います。


編集後記

今回の対談(裏話バージョン)はいかがでしたか?「コーチング・マジック」は、平本がこれまでの研修やセミナーで熱い感動をわかちあった多くの受講生と築きあげた、共同作品ともいえる本。これまで平本のセミナーに参加したことがない方にも、本を通してコーチングからさまざまな気づきを得ていただければ・・・との思いで書き上げた渾身の1冊です!ぜひ読んでみてくださいね。

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